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メリー クリスマスです。

サンタクロースではございません、ポルシェ専門修理工場点主でございます。
近所のケーキ屋さんは大繁盛でにぎやかですが、今日も黙々と仕事に励んでおります。

ポルシェ専門修理工場と言いつつもポルシェ以外も整備しております。
ポルシェの方が少ない時も多かったりして・・・・。

さて、少し前の話ですが、大変希少なお車を点検させて頂きました。

なんたってナンバー付きは、世界に1台しかないんですから・・・トムス・エンジェル。
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ボディサイズ的には、ロータス・エリーゼと同じ位でしょうか・・・カーボン・モノコックボディで軽量です。
しかし、ガルウイングでガバっと空きますが、ドアが開くというより窓が開くといった感じでしょうか、乗り降りが結構大変です。

エンジンは、トヨタの4AG、ミッションはトヨタ・MR2(AW11)用を使用しているようです。
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エンジンは、5バルブの4AGで、オリジナルではありませんが、エアフロレスで、サブコンで制御されているようです。エンジン・ミッションマウントもラバー製が使用されておりエンジン・ミッションのノイズ、振動がドライバーに伝わってこないように考慮されているようです。この辺りは、トムスがレーシングカーではなく、ロードカーとして販売することを目的として開発していた事が伺えると思います。

リアセクションをもう少し見てみますと
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なんとこのエンジェル、エアコンがついております。しかも、めっちゃ利きます。
なんせ窓は一切開きませんので、エアコン無かったら地獄ですよ。
この辺りも、流石トムスさん、ぬかり無いですね。
ただ、コンプレッサー、モノコックに殆ど被っちゃってますから、コンプレッサー外す時は、エンジンも下ろすんでしょうか?
ダンパーがスパックス製です。イギリスのバックヤードビルダー系の殆どが、スパックスのダンパーがついておりますのが、汎用性が高いのと価格が安いからでしょうか・・・・。
アッパーアーム、ロアアームのエンドはピロボールが採用されておりますが、こちらもロードユースを前提とされておりますので、ダストブーツがきっちり装着されております。
ハブは、何かの流用でしょうか・・・PCDが100でしたのでトヨタの市販車の流用ではなさそうですね。

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ステンレス製のマフラーがついておりますが、こちらはオリジナルなんでしょうか・・・。
触媒ももちろんついており、排気音もジェントルです。

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下から見るとこんな感じです。ミッションの下にエンジンオイルクーラーが付いております。導風板もダクトもついておりませんが、冷却効果はどうなんでしょうか・・・。その横に、フューエルポンプが付いております。下からみるとカーボンモノコックにサブフレームで構成されているのがよく解りますね。

フロントセクションへ見ますと・・・・。
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フロントセクションも丸パイプで構成されたサブフレームがカーボンモノコックに連結されております。
こちらもリア同様、スパックス製ダンパーで、アーム類のピロエンドはブーツでカバーされております。
ラジエターは、水平にマウントされフロントカウル前面開口部から入った風が、下に抜けるようになっております。

下からみると・・・。
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ラジエターの上には、トランクスペース?があります。

ブレーキはツインマスターで前後ブレーキバランスが調整できるようになっております。
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フロントキャリパーはトヨタ製、リアは、三菱? パット、ローターともオリジナルでは無さそうで、アップグレードの物に交換されているようで、ガツンと踏めば利きますが、タッチがスポンジーでフィーリングが、私的には好みでありません。キャリパーとマスターとのマッチングの問題か、ペダル周りの剛性の問題かわかりませんが、もう少し踏み始めのタッチがかっちりしてほしいところです。
前後のハブにも少しガタつきがありその辺りも今後のメンテナンスの課題では、有りますが開けてみないとどんなパーツがついているかわからないので、最悪、開けたは最後、納期が読めなくなる可能性もありましたので、この辺りは、次回の持ち越しとさせて頂きました。

さて、室内にガソリンの匂いが入ってくるということで点検致しました。
燃料タンクは、助手席側のシートの後ろのバルクヘッドの隙間に入っております。
P1090573.jpg P1090575.jpg
シート後ろのリア・スピーカーを外すとサービスホールとなっており、フューエルタンクが見えます。
写真で見るとそこそこ大きさあるように見えますが、実際はかなり小さいです。
しかも、この燃料タンク、安全タンクで、氷枕のような感じでプニョプニョです。
燃料タンク用の挿入口が他に見当たらないことからおそらく、ある程度たたんだ状態で、このサービスホールから入れたのではないかと思われます。燃料ホースは、ステンメッシュのホースが使われておりますが、このメッシュホース&アールズのフィッティングが曲者で、漏れは無いが匂いがすることがあり、レースカーなどでもステンメッシュホース&アールズのフィッティングを多様している場合、室内は何処と無くガソリン臭いのが多いです。どちらにせよ、こちらも外したは最後、パーツで納期が読めなくなる可能性があるので、ガソリン漏れが見られなかったので、次回に持ち越しとなりました。
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燃料漏れを点検後、リアスピーカーは取り外し、オリジナルの小物入れを取付致しました。

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ライトウエイトスポーツカーにピッタリなスタックの通称“ おむすび ”メーターユニットがついておりますがゴージャスなDVDナビ(もちろんノンオリジナル)もついておりました。車の雰囲気に、合わないということで、取り外してほしいとのご用命が・・・・
P1090578.jpg
完成写真は取り忘れてしまいましたが、シンプルな1DINのデッキに交換し、モニターが付いていたところは、新たにカーボンパネルを製作し、オリジナルに近づけました。
いや~、しかし、何をするにも神経をつかいます。何せ、世界に1台しかない車ですから・・・。

バックヤードビルダー系は、パイプフレームにファイバーのボディで、カッコはいいが、とてもアクセルを踏んでいける代物ではない所謂、“ ハリボテ ”が多いなか、このトムス・エンジェルは、安心して踏んで行けて、尚且つ、夏場でもエアコンが利く、通勤にも使えるような快適で運転しやすい車。

希少な車は、乗らず走らせずで博物館?で眠りがちですが、トムスが達成できなかった“ 男のロマンの結晶 ”・・・、オリジナルに拘らず、素性の良さをさらに伸ばせる方向でモディファイし、ガンガン走らせるのも一つの楽しみ方だと思います。個人的には、ライトウエイトスポーツは、ポルシェと一緒で走らせてなんぼだと思っておりますので・・・・。

ユーザー様が納得できるレベルまで仕上げるには、トライ&エラーで時間も費用もかかるとは思いますが、このサイズのこういったパッケージングの車は、今後、出て来ることは無いと思いますし、ユーザー様が、このエンジェルを育てて行くと思えば、一生楽しめる車では無いでしょうか?

なんて、長々と知ったかぶってしまいましたが・・・・。

さて、昨日のブログでもお知らせいたしましたが、弊社の年末年始のお休みは、
12月29日(土)~1月5日(土)となっております。
新年は、1月6日(日)から通常営業させて頂きます。

よろしくお願い致します。

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2012.12.25 
なんか、週末になると天気崩れてますね( ´△`)。

気温も暖かいのか、寒いのかハッキリしない感じで、私なんかTシャツでも全然平気なんですけど、街行く人たちを見ると秋の装いで、皮ジャン着てる人もいたりして・・・・。

さてさて、『 エンジンかけるとしばらく走っていると何か警告が点灯する。 』ということで入庫致しました、
BMW 118iで御座います。
BMW118i

お預かりした時も、既に警告付いておりました。
BMW 118i 警告点灯
ドライバーズマニュアルを確認してみますと、DSC(ダイナミックスタビリティコントロール)の不具合との事・・・。
早速、テスターにつないでフォルトメモリーを読み出しますと・・・・。
ABS フォルト 実測値 舵角信号 実測値
3つのフォルトが・・・、舵角センサーのフォルトも張っていましたので、実測値で見てみますと反応なし。

舵角センサーの部品は、コラムスイッチアッセンブリーで71,000円・・彡(-ω-;)彡・・・ですが、
リペアキットなるものが、7,320円であったので、とりあえずそちらでチェレンジしてみました。
リペアキットがあると言うことは、よくトラブルということでしょうか・・・・。
まだ、走行13,000kmなんですが、そんなに早くトラブられたら困りますよBMWさん・・・・。

エアバック、ステアリング、コラムカバーを外して、コラムスイッチAssyを取り外します。
コラムスイッチ コラムスイッチ② コラムスイッチ③
コラムスイッチのカバーを外しますとシングルCDのようなパーツが出てまいります。
このCDには、線状の模様のように透明になっている部分があり、そこを通る光をコントロールユニットに信号としておくっているようです。
このディスク面に汚れが付着したりすると信号が妨げられ舵角信号が正確に送られなくなるようです。

現車のディスク面には、グリスか接着剤の溶けたようなものがこびりついておりました。
BMW SZL
洗浄して落ちるような汚れであればディスク面を綺麗にすることで症状がおさまる場合もあるかもしれません。

リペアキットには、このディスクとデスクを通過した光を受けるプラスチックのパーツとビニール手袋と注射器?がセットになっておりました。
SZL リペアキット SZL リペアキット②
最初、ビニール手袋がついているので、注射器に何か激薬でも入っているのかと思いましたが、ディスク面が、汚れに対して敏感なので、手油、指紋等が付かないようにビニール手袋をして作業しなさいと言うことでした。ちなみに注射器の中に入っているものは、専用グリスでした。

3シリーズとかでも、結構トラブルあるみたいですね。

また、一つ勉強になりました。

有難うございました(*- -)(*_ _)






2011.11.06 
今日は、祝日ですが、『 そんなのカンケ~ね~。゚(*´□`)゚。 』って事で、営業しております。

しかし、今日も25度位まで気温が上がってるみたいで、Tシャツにサロペット・・・・。
昨日も、Tシャツにサロペットで仕事してたら、通りすがりの方に、変な目でみられました(((-'д-)y-~

さてさて、オーバーヒートするということで入庫致しました、BMW E61 525ツーリングです。
BMW 525
弊社は、ポルシェ専門修理工場ですが、ポルシェ以外も修理いたします。

しかし、最近の車は、水温計までついていなんですね。
オーバーヒートと言っても何度まで水温が上がっているのかメーター上では確認できません。

軽く試運転してみてもオーバーヒートの警告はでませんでした。
ラジエターのアッパーホースとロアホースを触ってみると確かに手で触って温度差を感じる位でした。
電動ファンは、回っておりました。

ちょっとアクセルをワイドオープン気味に試運転してみると、出ました、オーバーヒートの警告が・・。
最初は、『 水温が高めなので、ゆっくり走行してください・・・。』
が、しばらくすると、『 水温が高いので、安全な所へ停車してください。』
オーバーヒートの警告は出ても、実際何度まで上がっているのから解らないので、ボッシュのKTSテスターをつないで、実測値のモードで水温を見てみると120℃前後で、最初の警告が出ることが解りました。
120℃近く上がっていても、アッパーホースとロアホースの温度差は先程と変わらず・・・。
フォルトメモリーを読み出してみるとサーモスタットに関するフォルトが残っておりました。
最近の?BMWって、サーモスタットの開閉もコントロールユニットからの信号で行っているんですね。

ユーザー様と相談した結果、とりあえず、サーモスタットを交換致しました。
サーモ
この近未来の手榴弾みたいな形の黒い物体がサーモスタットです。

サーモスタットを交換してクーラントを補充し、エア抜きなんですが、E61の525のN52と言うエンジン、ウォーターポンプが電動なので、通常のエンジン回しもってっていうエア抜きが出来ません。
テスターのアクチュエーターモードでポンプを強制的に回します。
アクチュエーターモード
がしか~し、アクチュエーターモードで強制的に回しているはずが、ポンプが回っている様子がありません。
もともと、音は、それ程大きくないのですが、水が循環しませんでした。
う~ん、テスターでの強制モードが駄目なら、車両側の強制モードで試みましたが、やはり駄目・・・。

そうこうしていると、なんとなく弱弱しくポンプが回り始めましたが、不安定な回り方で、ウォーターポンプのフォルトまで出始めたので、ユーザー様と相談してウォーターポンプも交換することになりました。
ウォーターポンプ BMW 525 ウォーターポンプ交換

ウォーターポンプ交換後、テスターのアクチュエーターモードでも車両側の強制モードでもポンプが回り、エア抜きも無事完了・・・。
エア抜き

テスターの実測値モードで、水温と油温をモニターしながら、結構アクセルワイドオープンで試運転致しましたが、水温96℃前後で冷却ファンが廻り安定しておりました。
水温

いや~でも、ワザワザ、サーモスタットとかウォーターポンプとか電動にする必要があるのかなと思いますね。部品高いし、壊れやすいし・・・・。
なんか、メーカーさんの『 うちは、こんなんできまっせ~! 』的な、自己満的な技術のように思えてなりません(`・з・)。

テスターなかったら水温すらわかりませんし、修理屋さん泣かせです。。。ρ(-ω- ) 。



2011.11.03 
今日は、生憎の雨ですね、ヽ`、ヽ`个o(・_・。)`ヽ、`ヽ、
風も強いし、雨風でせっかく綺麗に咲いた桜が散ってしまうのではないでしょうか・・・・∈(´Д`)∋。

さてさて、これからポカポカ陽気で、気温が上がってきてエアコンが活躍する季節ですが、いざという時にエアコンが効かないとか無いようにポーレンフィルター(キャビンフィルター)や冷媒量など、メンテナンスは大切です。

特に、クーラーガスが少しずつ漏れていて毎年、シーズンになるとクーラーガス(R134a)を補充しておられるお車は、要注意です。
ガスが漏れているということは、コンプレッサーオイルも漏れているので、ガスばかり足していると、潤滑油不足で最悪、コンプレッサーが焼きついてしまうこともあります。

さてさて、そんなお車にピッタリな商品がこちらです・・・・。
ワコーズ エアコン用潤滑剤 『 パワーエアコン エボリューション(PACR) 』 
ポルシェ エアコン メンテナンス ワコーズ パワーエアコン エボリューション

今日は、ポルシェ ボクスターに添加いたしました。

こちらの商品『 WAKO’S PAC-R 』の特徴は、
□ 燃費向上 □ パワーロス低減 □ 冷房効率アップ □ 静粛性アップ
□ エアコンシステムの耐久性アップ □ ガス・オイル漏れ予防 □システム内の目詰まり予防
などなど・・・・。
ちなみにこちらの『 WAKO’S PAC-R 』は、R134aガス用でございます。

シーズン前のエアコンメンテナンスにキャビンフィルター交換と同時にお奨めですGOOD☆( ゚Д゚)b。

2011.04.08 
スーパーカーの条件ってなんでしょうか?

大排気量、高出力?
今の時代、所謂普通のファミリカーみたいなセダンタイプでも大排気量、高出力車はありますよね。
そういった車は、スーパーカーのカテゴリーに含まれるのでしょうか?

スーパーカーブームの世代の私的には、リトラクタブルヘッドライトなんかは当時、
スーパーカーの象徴でしたね。
自転車なんかにもリトラクタブルヘッドライトが採用されたりして・・・。
スズキのバイク、刀のⅢ型もリトラクタブルヘッドライトでしたね。

ポルシェの場合、フラットノーズがリトラクタブルヘッドライトだったり・・・。

後は、やはり、ガルウイング、ミッドシップ、2シーター、ターボエンジン・・・・。

スーパーカーって、整備性が悪く、何をするにもエンジンを下ろさなければならないとか・・・・。


ガルウイング、ミッドシップ、2シーター、ターボ、整備性が悪い・・・・。
上記条件に見事当てはまっている、この車もある意味スーパーカーだと思うのですが・・・。

AZ-1
クラッチオーバーホールで入庫したマツダAZ-1です。
3速以上のギアで加給がかかるとタコメーターは一気に回りますが、クラッチが滑って、車速が伸びなくなってしまっていました。
ユーザー様が購入された時からクラッチは重く、強化クラッチが入っているとの事でした。

AZ-1 クラッチオーバーホール① AZ-1 クラッチオーバーホール② AZ-1 クラッチオーバーホール③
AZ-1 クラッチオーバーホール④ AZ-1 クラッチオーバーホール⑤ AZ-1 クラッチオーバーホール⑥
ミッションを外して、クラッチを確認してみると、やはりメタルのディスクが入っておりました。
メタルの場合、ハンクラが掴みにくく、街乗りの場合、必要以上に回転を上げてのハンクラを多用してしまい、結果、あっという間に磨耗してしまう事が多々あります。
しかも、プレッシャープレート、フライホイールのダメージも大きくなりがちです。
今回は、ディスク、プレッシャープレート、レリーズベアリングの3点を交換致しましたが、
ユーザー様の使用環境等を踏まえて、すべてノーマルパーツを使用致しました。

作業後、試運転させて頂きましたが、このAZ-1というお車、正直、

『 欲スゥ~イ! 』と思いました。

ミッドシップというより若干リアヘビーな感じでRRっぽいですが、乗った感じはエリーゼっぽいといいますか・・・。作りも日本車離れしていて、バックヤードビルダーな香りがしていると思ったら、設計はイギリスだとか・・・。サイズも今の軽自動車から比べるとかなりコンパクトです。

しかし、レアな車だけに中古車の相場も高めです・・・・。 
懐が軽い私には、かなり厳しい金額です・・・。

一昔前には、このAZ-1を始め、ホンダ ビート、スズキ カプチーノなど楽しい軽自動車があったのですが・・・。
今後、このような車が発表されることは、まず無いとは思いますが、日本の自動車メーカーさんには、若者も中高年もときめく様な懐に優しいライトウエイトスポーツ、まさに軽スポーツを出して欲しいと思ったりしております。



2010.05.09 
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