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最近“ 先祖かえり ”という言葉をよく耳にします。

私も、ブル~になって落ち込んだりした時、車を走らせご先祖様の眠っておられるお墓に手を合わせに参ります。

『 って、その“ 先祖 ”でなくて・・・・』 1人ツッコミ (・_;☆\(-_-)ナンデヤネンッ!

ポルシェ・ユーザーの先祖かえり・・・・。

『 フェルディナント・ポルシェのように顔を整形する・・・ 。』

『 これも、違うか・・・・』 タタタタッッ≡≡≡ナンデヤネン!( *゚∇)/☆(ノ゚?゚)ノハウッ!

986ボクスター、996以降の水冷モデルから、993までの空冷モデルに乗り換える、もしくは増車する事を所謂“ 先祖かえり ”というそうです。

最近、弊社のお客さまやお問い合わせを頂くポルシェ・ユーザーの方で、この“ 先祖かえり ”されている方、されようとされている方、いらっしゃいます。

水冷モデルからの乗り換えられて皆さんの印象は、『 コンパクトで取り回しがし易い 』というのが多いです。確かに、986のボクスターでも発表当時、私の印象も『 デカ・・・、928位あるのか? 』という感じでした。
ポルシェの整備に従事するようになって20数年、様々なポルシェに乗る機会がありましたが、やはり993までの空冷モデルは、車の四隅の距離感つかみやすいです。

先日、某ポルシェ911専門誌の編集長から

H氏 『 イワマエさんにとって魅力的に思えるポルシェって何ですか? 』と問われ・・・・。

私 『 う~む・・・・・、(ーー;).。oO(フリーズ中) 』
  『 930ベースのナロールックで、964のエンジン・・・』と訳の分からない答えを・・...((((( ̄‥ ̄;)

私自身の中では、一番自然に、身の丈にあってるというか、ドライバーズシートに座ってハンドル握って、落ち着くのは、930(しかもポルシェシンクロ)なんです。でも、顔はナローが好き・・・・。
そんで持って、トルクもあって上も伸びる964のエンジン乗ってたら最高だな~なんて・・・思ったりして。

ポルシェ911の魅力・・・・。
それ1台で、オールラウンド、オールシーズンこなせる事・・・・。
オールシーズンとなるとエアコンが効いてくれる事が、重要になってまいります。
となると、964、993辺りになるとなると思います。
930は、正直、夏場のクーラーの効きは、期待できません。

『 なんかポルシェって、ビジネスライクっていうか、そっけないね・・・。』とか・・・。
『 なんか、ぱっと見、花がないよね~・・・。』とか・・・。

私も、初めて911を所有した時は、そんな印象でした。
私の場合、そっけないというよりも、取っ付き難いというか、シックリこないというか・・・。
私のギコチナサに、911が心を開いてくれてなかったのでしょう・・・。

ギコチナイながらも諦めず、911のエンジン音等を感じながら乗っていると妙に気持ちとシンクロする心地よい瞬間が幾度となく訪れるようになりました。

“ 自分の体調、気分が優れない時は、911の調子も悪く感じる ”そんなシンクロ感を感じるようになってから、911の魅力にドップリ嵌ってしまいました。

そんなシンクロ感は、自分の911だけでなく、お客様の911を運転させて頂いている時でも同じです。
同じ年式、同じような走行距離であっても、ユーザー様の乗り方が違えば、911の乗り味も違います。

“ 上までスカッと回って気持ち良い911 ”

“ 中低速でトラクションを感じながら走るのが気持ちよい911 ”

“ 心地よいバイブレーションを感じながらサラッと流すのが気持ちよい911 ”


“ 噛めば噛むほど味が出る ”というのはまさに911の為の言葉ではないでようか・・・。

上記は、全て私の個人的な主観ですが、“ 最新のポルシェは、最良のポルシェ ”というのは、何に対して、“ 最良 ”なのでしょう?・・・・。

工業製品として最良? 環境に対して最良? ユーザーに対して最良?

確かに、快適だし、パワーあるし・・・・、でも、なんかブカブカな感じが・・・・(私には)。

より安全に運転できるよう、ABS、トラクションコントロール、気がついたらとんでもスピードで走ってたりして、でも、危険な感じとかが伝わってき難いというか・・・・。

私がモータースポーツをするようになったきっかけのレーシングカート・・・。
でも、それを始めたのは、誰かからレーシングカートの挙動が、911に似ているから、911をドライビングするのに役立つと言われたのがきっかけで、911を乗りこなす為に、様々なドライビングに関する書物も読みました。

役立ってるのか役立ってないのか・・・・、でもそのプロセスも、911とのシンクロ率を上げる為の楽しみでもあります。

新しいポルシェと格闘できるスピードレンジって公道では、危険な所に行ってしまっているように思います。おっかなビックリって感じで、乗せて頂いてる感が強いです(私にとって)。

と言いながらも、“ ケイマン大好き ”ポルシェ専門修理工場店主でございます。

ちょっと語りすぎましたですね。
結論、新しいポルシェは素晴らしい、でも御先祖さまも素晴らしいと言うことで( '-' )( ,_, )( '-' )( ,_, ) 


さてさて、前置きが、すんごく長くなってしまいましたが、そんな“ 先祖かえり ”されたお客様の車検整備でお預かりいたしました964です。
購入されて4ヶ月で3,000km走行されたとか、964とのポルシェライフを楽しんでおられるご様子です。

ユーザー様が、4ヶ月乗られて、気になっておられた点、弊社が点検させて頂いて気になって点を整備させて頂きました。

ユーザー様オーダーその① 『 ヘッドライトレンズ交換 』
ルーフCTRタイプのヘッドライトレンズに交換致しました。
最近では、このボッシュ製のCTRタイプレンズ、入手が困難になってきているとの事・・・。
ちょっとした事ですが、顔付が変わりますね。
CTR ヘッドライトレンズ取り付け① CTR ヘッドライトレンズ取り付け②
ヘッドライトレンズ交換後は、光軸を点検、調整致します。

ユーザー様オーダーその② 『 前後ブレーキパッド交換(KRNTZ GIGA PLUS)フロントバックプレート交換 』
ブレーキダストで洗ってもすぐホイールにダストが付くという事とブレーキ鳴き(停車寸前)が気になると言うことでユーザー様がチョイスされたのはKRNTZ GIGA PLUSという低ダストを謳った商品。
KRNTZ GIGA PLUS ポルシェ 964 ブレーキパット交換① ポルシェ 964 ブレーキパット交換②
ダンピングプレート、パットセンサーも交換致しました。

ブレーキパットを外した時、ダンピングプレートが剥がれてしまっておりました。
ポルシェ ブレーキパット交換
ブレーキ鳴きが酷かったのは、これが原因ではないかと思います。
たまにダンピングプレートにボンド等を塗って再使用されえいるのをみますが、剥がれてしまっているのがほとんどです。ブレーキ鳴きを気にされるのであれば、新品交換される事をお奨め致します。

ビックキャリパーカバー
最初、お車を見せて頂いた時、「 なんてデカイ、キャリパーが付いているんだ! 」と思ったらカバーでした。
固定方法に問題があり、ユーザー様のご希望で取り外し・・・・・。
ちなみに、弊社では、このようなカバーの取り扱いは御座いません。

ホイールの間からチラっと見えるフロントのバックプレートの錆が気になるとの事で、バックプレートも交換致しました。
964 バックプレート交換① 964 バックプレート交換② 964 バックプレート交換③

ユーザー様オーダーその③『 フューエルポンプ・フューエルフィルタ交換 』
最初、ユーザー様からのオーダーはフィルターのみの交換だったのですが、入庫時、あまりのフューエルポンプの音の大きさに、ポンプの早期の交換をお奨めいたしました。その後、すぐさまユーザー様が、ポンプを手配されて同時に交換させて頂きました。
まずポンプですが、助手席側の足元付近についているのですが、タンクからポンプに行っている燃料ホースを外しますので、ホースをクランプ等で抓んでいても、ガソリンが出てきます。静電気の発生しやすい状況では、非常に神経を使う作業です。D.I.Yは、危険ですのでプロに任せましょう!
ポルシェ フューエルポンプ交換① ポルシェ フューエルポンプ交換② ポルシェ フューエルポンプ交換③ ポルシェ フューエルポンプ交換④
フューエルポンプは、サイレントブロックと呼ばれるゴムのカバーで覆われております。
一番右の画像の白くなっている部分は、溶接の浸透試験でも使われておりますミクロチェックと呼ばれる乾くとパウダー状になる検査薬を使用して、外したラインのガソリン漏れがないかチェックしております。
ちなみに指で擦るだけで簡単に取れてしまいます。

ポルシェ フューエルフィルター交換① ポルシェ フューエルフィルター交換② ポルシェ フューエルフィルター交換③
フューエルフィルターもユーザー様がご用意されていたOEMを使用致しました。
フィルター本体は、純正に比べて若干短いですが、フィッティング込みの長さは同じでした。
交換後、燃料漏れがないか入念にチェックいたします。

ユーザー様オーダーその④ 『 イグニッションコイル交換 デストリビューターキャップ・ローター・ベルト交換 』
ポルシェ デスビ・ベルト交換① ポルシェ デスビ・ベルト交換②
デストリビューターのベルトもベンチレーションのホースが付くようになってからは、長持ちするようになりました。でも、定期に点検、交換をお奨め致します。切れたままで乗っていると、調子が悪いどころか、エンジンに重大なダメージを与えてしまうこともあります。私も昔、シリンダーに穴が開いてしまった964を見た事があります。

ポルシェ デスローター交換 ポルシェ デスキャップ交換 ポルシェ イグニッションコイル交換
デスビのローター、キャップ、イグニッションコイルも交換致しました。
ユーザー様がご用意されていたOEMですが、ボッシュ製ではなく、ブリュー製でした。
ボッシュ製のローター、キャップも入手し難いようです。
ポルシェ純正品もMade in GamanyがMade in Spainに変わり・・・・。
最近、ポルシェの箱に入っていてもMade in Gamanyって少なくなりましたね( ´△`)。

ユーザー様オーダーその⑤ 『 ATFオイル・ATFフィルタ交換 』
比較的、いや殆ど、ドラブルらしいトラブルが起こらない993までのティプトロニックですが、定期的にATF、ストレーナーは交換いたしましょう!
ポルシェ ATF交換① ポルシェ ATF交換②ポルシェ ATF交換③
ATFは、弊社お奨め、A.S.H. VFS-ATFを入れさせて頂きました。

さて、ストレーナー、オイルパンのガスケットは、ユーザー様がご用意されていたOEM、ガスケットの形状が微妙に違っておりました。
ポルシェ ATオイルパンガスケット① ポルシェ ATオイルパンガスケット② ポルシェ ATオイルパン
画像では、解り難いですが、ミッション側にあたる上面の純正品は、フラット。OEMは、両サイド盛り上がっております。どちらが良いかは解りませんが、使用実績のない商品は、神経を使います。
オイルパンは、計6箇所、ボルトで停まっているのですが、オイルパンのリブをくわえ込むようなカラーが入っております。
ポルシェ ATオイルパン② ポルシェ ATオイルパン③
締め付けトルクもそれ程強くないので、オイルパンのガスケットの材質、硬さによって、オイルの滲み、漏れがすぐ出てくる可能性もあります。
964、993のエンジン、ミッションは、ガスケットを潰すのではなく、微妙な張りで、シールをされている箇所が多いです。スルーボルトのOリングもそうですが、ゴムが硬化してきて張りが無くなって来るとオイルの滲みや漏れが出てきます。規定トルク以上で増し締めしても意味がないどころか、本体を痛めかねません。

ポルシェ ティプトロオイル交換① ポルシェ ティプトロオイル交換② ポルシェ ティプトロオイル交換③
986以降のティプトロに比べると6万キロ走行していても普通の汚れ方です。
964、993のティプトロニックは本体の横にレベルゲージがついております。
30℃時のMin~Max、80℃時のMin~Max(アイドリング状態で)。
軽く試運転後、オイルレベルを再度点検いたします。
ちなみに、オイルパンからしか抜くことはできませんので全容量は交換できません。

ユーザー様オーダーその⑥ 『 デフオイル交換 』
意外に忘れられがちなデフオイル・・・、メーカー推奨1万キロ走行毎です。
しかし、なぜか986以降、4WDモデル以外はドレンボルトが無くなっています( ・◇・)?(・◇・ )
ポルシェ デフオイル交換① ポルシェ デフオイル交換②

ユーザー様オーダーその⑦ 『 O2センサー交換 』
弊社は基本、点検で入庫された車両はすべてテスターにて各システムフォルトメモリーを読み出します。
※一部対応できないモデルもございます。
ポルシェ 診断
常に発生している不具合、なんらかの原因で一時的に発生した不具合が、CPUに記憶されております。

DMEにラムダコントロールのエラーが記憶されておりました。
ポルシェ O2センサー交換① ポルシェ O2センサー交換② ポルシェ O2センサー交換③
しかしながら、一時的に発生したようで現在の状態は正常でした。
ポルシェ O2センサー⑤ ポルシェ O2センサー交換⑥ 964 CO/HC
シャッターを押すタイミングで若干ずれておりますが、O2センサーの出力電圧を実測値で測定してみても、0.8V弱~0.01強を上がり下がりしているので問題ありませんでした。CO/HCテスターでの値は、ここでは、書けませんが、他の要因で、濃い数値が出ております。ユーザー様に報告いたしました所、ユーザー様が、すぐにO2センサーをご用意されましたので念のため交換となりました。
ポルシェ O2センサー交換⑦ ポルシェ O2センサー交換⑧

最後に、システムアダプション(初期化)して完了です。
システムアダプション

このお客様の964は、定番修理のステアリングギアボックスのオイル漏れ修理もされているようですし、フロントロアアームも左右新品に交換されておりブッシュのヘタリも大丈夫でした。
964 ステアリングギアボックス 964 フロントロアアーム① 964 フロントロアアーム②

964の最終が93年ですので、18年前のお車ですので、多少の板金修復は、あると思います。
18年前の車ですので経年劣化などで手を入れなければいけない箇所も出てくると思います。
しかしながら、壊れるところは、殆ど定番化しているので大体、維持するための金額も読みやすいと思います。
オリジナルの状態を維持するのもいいと思います。自分の思うようにモディファイされるのも良いと思います。

今のポルシェほどパワーはありませんが、964、993は、コンパクトで女性の方でもオールシーズン、普通に乗れ、また永く楽しめるモデルだと思います。

ポルシェの運転になれてくると段々過激な方向へ行きがちですが、素の964、993は、『 サーキットでスポーツ走行を楽しんだ後、温泉に入って、その後、新地に飲みに行く! (帰りはもちろん代行で) 』的な乗り方が出来る数少ないスポーツカーの内の1台だと思います。

なんか、語りすぎて、このブログ始まって以来の文字数になってしまいましたが、

『 ポルシェよ~、シンプルが一番だ~、原点に帰れ~ 』  L(○ ̄L)オーーーーイ!!(」 ̄□)」
と叫んでしめたいと思います。

御静聴?有難うございました<(_ _*)>。









 



























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2011.10.28 
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