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毎度有難うございます、ポルシェ専門修理工場店主でございます。

沖縄は、梅雨明けしたそうですが、神戸近郊は、梅雨真っ最中で、湿度高く不快指数MAXでございます。

昨日も折角の定休日でございましたが、朝から雨降ったり止んだりでハッキリしない天気で、
結局、只管、爆酔の日になりました。

夜、テレビ番組で、睡眠時間8時間以上の方は、そうでない方に比べて大腸癌になる割合が高いとか・・・。

ちなみに私、オールウェイズ、睡眠時間8時間オーバーでございます。

さてさて、インターミディシャフト(IMS)ベアリングの交換で入庫致しました996でございます。

年式によっては、ポルシェ・ジャパンのサービスキャンペーン(ディーラー車のみ)の対象になっておりますが、対象になっている年式だけ問題があるわけではないようです。
この辺りは、今回取り付け致します、ベアリングのメーカーとポルシェ・ジャパンの見解が違うようですし、ポルシェセンターの対応もまちまちのようでございます。

全ての車両に不具合が出るわけではないとは思いますが、今回の996のユーザー様の長く楽しみたいので、ベアリングを交換してほしいとのことでした。

この対策ベアリングに関しましては、何度かこちらのブログでもご紹介させて頂きましたが、LN エンジニアリングというメーカーのベアリングを使用いたします。

早速、作業にかかるわけでございますが、まず、ポルシェ・システムテスターにてフォルトメモリーの読み出し、カムシャフトポジションを確認致します。
P1100780.jpg

そして、ミッションを下ろします。
P1100813.jpg
今回は、ティプトロニックですので、マニュアルミッションに比べて一手間、増えます。

P1100796.jpg P1100797.jpg
ドライブプレート、IMSベアリングのフランジを外し、ベアリングを抜き取ります。

P1100798.jpg P1100800.jpg
右の画像の左が抜き取ったベアリング、中央がダブル・ロータイプの対策ベアリングです。
左がシングル・ロータイプの対策ベアリングです。
今回の996は2000年モデルで、どちらのベアリングが入っているか微妙な年式でしたが、ダブル・ロータイプのベアリングが入っておりました。

右の画像の純正のIMSベアリングのシャフトには、シャフトを伝ってエンジン外にオイルが滲まないようにOリングが装着されています。ベアリングにガタがでたり、何らかのトラブルが出た際に、このシャフトのOリング用の溝を基点にシャフトが折れてしまうことがあるようです。

P1100804.jpg P1100803.jpg
ちなみに、LNエンジニアリングのベアリングは、フランジ側にOリングが装着されております。
※左の画像の左側が純正、右がLNエンジニアリング製。

P1100811.jpg P1100810.jpg
折角、ミッションを下ろしたので、漏れててもそうでなくてもクランクシールの交換をお奨め致しております。
クランクシールの挿入は、専用ツールを使って行います。※無くても可能ですが・・・。

ミッションを載せ、ばらしたところを元通りに組み、エンジン始動・・・・。
ポルシェ・システムテスターでバルブタイミングにズレがないかカムポジションもチェックいたします。
P1100816.jpg

少し長めのテスト走行を行い、油脂類の漏れ、量を確認し、フォルトメモリーをチェックして作業終了です。

さて、今回の996ですが、走行距離、約10.6000kmのお車でしたが、結論から申しますとベアリングのガタは、有りませんでした。
ただ、以前、同じ作業を行った同じダブル・ロータイプのベアリングの996で走行約70,000キロの車両は、若干のガタが出ておりましたので、走行距離だけでベアリングの状態を判断するのは難しいと思います。

ポルシェ・ジャパンのサービスキャンペーンになっている車両は、シングル・ロータイプのベアリングが使用されております。純正のダブル・ローベアリングは日本製ですが、純正シングル・ロータイプはポーランド製でした。
IMSベアリングに関しましては996から997の前期モデルまで3回、仕様変更がされているようですが、2回目、3回目はシングル・ロータイプが装着されているようです。

さてさて、神経を使う作業で頭がオーバーロード寸前でしたが、お客様から頂いたスウィーツで復活致しました。
P1100820.jpg

有難うございましたm(_ _)m



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2013.07.04 
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