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毎度有難うございます、ポルシェ専門修理工場店主でございます。

ポルシェ専門店と謳いながらもポルシェ以外も修理させていただいております。 ※アメ車除く・・。

さてさて、エンジンをかけるとメーターパネルに「TRANS FAISAFE PROG」という警告がでると言うことで入庫致しました、BMW 525(E39)でございます。
IMGP0044.jpg

「TRANS FAISAFE PROG」とは、「トランスミッションの電子制御回路またはトランスミッションに異常が発生」しているという事で、早めに点検をして下さいという警告メッセージでございます。このメッセージが出た場合、殆どが、エマージェンシーモードに入ってしまう為、3速固定となってしまいます。

お客様に、「TRANS FAISAFE PROG」が出る時の状況をお聞き致しますと・・・、
①朝一、エンジンを始動すると殆どといって出る・・・、発進が鈍い(3速ホールド)。
②暫く走っているとて、次始動した時は出ない時もある・・・・、走行はいたって普通。

とりあえず、ダイアグノーシステスターでフォルトメモリーを読み出しました。
IMGP0048.jpg
プレッシャーアクチュエーターのフォルトが残っておりました。

とりあえず、フォルトメモリーを消去して、再度エンジンを始動してみます。
エンジンがかかるやいなや「TRANS FAISAFE PROG」とメーセージが出ました。
再度、フォルトメモリーを読み出しました。
3つあった内の1つがエラーとして残っておりました。

こういったトラブルの場合、それがミッション本体の不具合なのか、コントロールユニットの問題なのか、間のハーネスの問題なのか、はたまた他の箇所の不具合が原因となっているのか判断するのが難しい場合もございます。

今回のようにダイアノーシステスターのフォルトをそのまま鵜呑みにしてしまってミッション本体側のトラブルだと決めつけてしまうのもどうかと思います。ダイアグノーシステスターは便利なようで、時には整備士の判断を迷わせることもあります。

とりあえず、ミッション側のカプラーがオイリーだったので脱脂して、再度エンジンを始動してみました。
やはり、「TRANS FAISAFE PROG」とでました。
もちろん、この状態では、3速ホールドです。
再度、フォルトメモリーを読み出しました。
やはり、上記と同じフォルトメモリーが残っておりました。
残っていたフォルトメモリーを再度消去いたしました。
この時、ある事に気がつきました。
エンジンを止めている状態でフォルトメモリーを消しても再度エンジンを始動するとすぐに「TRANS FAISAFE PROG」のエラーが発生いたします。
しかしながら、エンジンをかけたままフォルトメモリーを消すといくら走っても「TRANS FAISAFE PROG」のエラーは発生いたしません。もちろんこの状態では、ミッション不具合無く普通に作動しておりました。
一旦、エンジンを止めて、再度フォルトメモリーを読み出しました。フォルトはOで御座いました。
再度、エンジンを始動してみました。やはり「TRANS FAISAFE PROG」と出ました。

上記のことで、原因が何となく解った方もいらっしゃるかもしれませんが、
ふとモニターの電圧計を見てみますと・・・、
IMGP0047.jpg
う~ん・・・・・低いです。

バッテリーを点検してみました。
IMGP0046.jpg
何時交換されたかわかりませんが、ここ最近ではなさそうです。

バッテリーの端子にサーキットテスターを繋ぎ、セルモーターを回した時の電圧を測定してみました。
無負荷の状態で12V位の電圧がセルモーターを回すと一挙に9V近くまで下がりました。
バッテリーがこの状態でもセルモーターは元気に回りエンジンは一発始動いたします。

一晩、バッテリーを充電いたしました。
充電器を外してすぐの状態では、朝一、エンジンを始動しても「TRANS FAISAFE PROG」のメッセージは出なくなりましたが、お昼に再度、エンジンをかけるとやはり「TRANS FAISAFE PROG」とでます。

原因が、バッテリーだと確信できましたが、お客様にご報告させていただく前に、弊社のまだまだ元気のある中古バッテリーに付け替えて、テストしてみました。
朝一どころか、お昼でも、夜でもいくらセルを回しても「TRANS FAISAFE PROG」メッセージは出なくなりました。

お客様に確認させて頂いたところ、中古車で購入されて5年程、一度も交換されたことがないとか、前のユーザー様が何時変えたかもわからないということでした。それでも元気良く、セルモーターを回していたと考えるとかなりの長寿命のバッテリーだったのかもしれませんね。

ということでバッテリーを交換して作業完了いたしました。

以前、こんなことがありました・・・・。
ご自宅のガレージで、出かけようとしたところエンジンがかからないと・・・・。
セルモーターも回らないとのことでした・・・。
お客様に『バッテリーは大丈夫ですか?』とお尋ねしたところ、3ヶ月前にネットでバッテリーを交換してご自身で交換されたとの事・・・。
とりあえず、お客様のご自宅へ行き、お車の状態を確認させて頂くとどうもバッテリーぽい感じが致しましたが、お客様にしてみれば、3ヶ月前にバッテリーを交換したとこだからという感じでした。たまたま、お客様のところに前に取り付けられてあったバッテリーがあったので、それに交換してみました。
エンジン一発始動でした。3ヶ月前に新品に交換したバッテリーが原因でした。
こちらのお車は、電動パワステのお車、バッテリーを交換してから偶にステアリングが急に重たくなることあるとのことでしたので、交換された新品のバッテリーが悪さをしていた可能性もあります。

最近の車は、色々なところが電子制御になってきております・・。
供給電圧が正常でないと誤作動を起こす可能性もあります。

ポルシェ・カイエンなんかでも良く有りますが、バッテリーが弱くなってくるとエンジン始動時にトランスファーの警告が点灯することもあります。

バッテリーもネットではかなり安く売られているものもありますが、上記のように品質にむらがあったりする場合も多々あります。バッテリー交換作業もバックアップを取りながらでないと不具合を起こす場合もございます。
簡単そうに見える作業かもしれませんが、以外と注意しなければ行けない点も多くございます。

大変長く文字だらけのブログになってしまいました.
書く方も疲れましたが、読まれ方はもっとお疲れになられたのではないでしょうか・・・。。
バッテリーは大切ですよ~てお話でした。

次回は写真多めで、文字少なめで・・・・。

有難うございましたm(_ _)m
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2013.12.08 
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