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毎度有難うございます、ポルシェ専門修理工場店主でございます。

今日は、朝から雨が降ったり止んだりで、折角、洗車したお客様のお車が、雨に濡れて、止んだと思って雨水を拭取ったらまた降って来ての繰り返し・・・・ヾ(≧∇≦)〃

気温も低くて久しぶりにストーブつけました・・・・。

さてさて、インターミディエイトシャフト・ベアリング交換他で入庫致しました、911(996)カレラです。
1998年式ですので前期モデルです。
最近、中古車をご購入されたとの事で、IMSベアリングの他、何箇所か気になるところがあるとの事でした。

使用いたしますベアリングは、所謂、対策品といわれておりますLN エンジニアリング製でございます。
今回のお車はティプトロニックですので、ミッションを降ろす作業もマニュアルミッション車より一手間ございます。
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そそくさとティプトロニックミッションを取り外し、ドライブプレートも取り外します。

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IMSベアリングのフランジ廻りにオイルの滲みが見られます。クランクシールも微妙にオイリーな感じです。

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ささっとフランジを取り外し、ささっとIMSベアリングを抜き取ります。 ※実際は、ささっとは行きませんです。

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ささっと対策ベアリングを装着し、ささっとフランジを取り付けます。 ※実際は、ささっとは行きませんです。

IMSベアリングの交換が完了いたしましたら、若干、オイリー感が漂っていたクランクシールも交換致します。
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クランクシールは何度か番号変更されて仕様変更されております。
交換せずに漏れてきたらまたミッション外さないと交換できないので漏れていなくても同時交換お奨めいたしております。

インターミディエイト・シャフト(IMS)の不具合に関するポルシェ・ジャパンのサービスキャンペーンになっているのは2001年以降の3.6Lモデルで、それ以前の3.4Lモデルは、その対象にはなっておりません。

今回の996は、走行距離、8万キロ弱で、ベアリングのガタは殆どありませんでした。
以前、IMSベアリング交換を行った10万キロを越えた996前期モデルもベアリングのガタは殆どありませんでした。

前期の3.4Lエンジンに使用されているベアリングは日本製で、後期の3.6Lエンジンに使用されているベアリングはポーランド製、ベアリングも3.4Lエンジンの方が厚みのあるダブルローといわれているタイプが使用されております。

以前、IMSベアリングを交換した後期の3.6Lエンジンは、走行54,000キロでしたが、ガタが出てきておりました。

IMSベアリングの対策品への交換に関しましては、3.4Lエンジンに関しては、それ程、ナーバスになる必要は無いかもしれませんが、破損がゼロではないようなので、クラッチオーバーホールなどの作業の時に、フランジを取り外してのガタ点検、あるいは、保険的な意味合いで交換という感じになるのでしょうか・・・・。
しかしながら、対策品といわれているLNエンジニアリングのベアリングも社外品ですので、交換後のトラブル等の有無を考えると難しいところです。LNエンジニアリングによりますとダブルロータイプは交換後のトラブルは、ゼロに等しいとの事ですが・・・・。

何度かお電話で問い合わせを頂いた事があるのですが、後期モデルの3.6Lエンジンに関しましては、ポルシェ・ジャパンのサービスキャンペーンの対象になっているので、IMSが原因のエンジントラブルはポルシェ・ジャパンが無償で対応してくれるとの事ですので、ユーザー様が自費で社外対策ベアリングを取り付ける必要はないのではないかと思います。
ただし、サービスキャンペーンの対象になっているのは、ディーラー車のみですし、エンジンに重大な損傷を与えるのは、このIMS問題だけではないのが悩みの種だと思います。

そもそも、ポルシェ・ジャパンの見解としては、IMSのトラブルは、ベアリングが原因ではないという事ですので、それからすると対策ベアリングに交換することは、IMSのトラブルの解決にはならないという事です。

弊社のお客様の996後期モデルで2度エンジンをポルシェセンターで載せ換えた車両がございます。
3万キロの時に、IMSが原因のトラブルでエンジン交換、7万キロでまたIMSが原因のトラブルでエンジン交換・・・。

う~ん、何なんでしょうかね・・・・。

IMSベアリングを交換させていただいた996の作業はまだまだ続きます。

to be continued

有難うございましたm(_ _)m


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2014.04.20 
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